
カビキラーとキッチンハイターってどちらも塩素系漂白剤だから、どっちをお掃除に使っても大丈夫よね?
カビキラーが家に無かったから、代用でキッチンハイターを使ってもカビは落ちるかしら?
どちらも家庭で広く使われているため、一見似ているように思えますが、実は成分の配合や目的によって適した使い方が異なります。
カビ取りや除菌に欠かせないアイテムといえば、カビキラーやキッチンハイターが思い浮かぶのではないでしょうか。
間違った方法で使ってしまうと思うように効果が出なかったり、素材を傷めたり、時には安全性に問題が出る場合も…。
この記事では、カビキラーとキッチンハイターの代用や違い、混ぜる危険性、さらに代替品についても詳しく解説します。
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カビキラーをキッチンハイターで代用可能?特徴・注意点

カビキラーをキッチンハイターで代用は可能ですが、特徴には違いがあります。
家にカビキラーかキッチンハイターがない場合、応急的に使えますが、目的に応じた選び方が大切です。
カビキラーとキッチンハイターの特徴を整理しながら、代用する場合に押さえておきたい注意点をご紹介します。
カビキラーの特徴と使い道
カビキラーは、カビ取り専用の洗浄剤で、主成分は次亜塩素酸ナトリウム、強力なカビ除去効果があります。
浴室の壁やタイル、ゴムパッキンなど、カビが発生しやすい場所に直接スプレーして使用しましょう。
- 浴室の壁や天井
- 浴室タイルや目地部分
- ゴムパッキン(浴室ドア・浴槽周り)
- シャワーホース
- 窓枠やサッシまわり(結露が多い場所)
- 洗面台の隅や水まわりのカビが出やすい部分
- 排水口まわり(ぬめりや黒カビ対策)
ジェル状のタイプもあり、垂れにくく密着して効果を発揮するのが特徴です。
キッチンハイターの特徴と使い道
キッチンハイターも主成分は次亜塩素酸ナトリウムですが、用途は主に台所用品の除菌・漂白です。
まな板やふきん・食器の漂白に使われるので、食品に接する道具にも安心して使えるよう成分濃度が調整されています。
キッチンハイターは原液ではなく、薄めて使用するのが一般的です。
用途 | 使用量(キッチンハイター) | 水の量 | 使用方法 |
---|---|---|---|
ふきんの漂白・除菌 | 約10ml(キャップ1杯) | 約1L | 約2~5分つけ置き後、水ですすぐ |
食器・まな板の除菌・漂白 | 約10ml(キャップ1杯) | 約1L | 約2分つけ置き後、水ですすぐ |
排水口・三角コーナーの除菌 | 原液 | 直接かける | 約2~3分放置後、水で洗い流す |
スポンジの除菌 | 約10ml(キャップ1杯) | 約500ml | 約2分つけ置き後、水ですすぐ |
シンク・調理台の除菌 | 約10ml(キャップ1杯) | 約1L | 拭き取り後、水で洗い流す |
カビキラーの代用にキッチンハイターは適しているか
キッチンハイターでカビキラーの代用するのは、効果を発揮する特徴が違うためおすすめできません。
カビキラーはカビ除去に特化しており、強力な効果を発揮する成分バランスになっています。
キッチンハイターは安全性を重視しているため、カビには効果が弱い場合がありますが、応急処置としては使用可能です。
カビキラーとキッチンハイターの違いを解説

カビキラーとキッチンハイターは、成分が似ていても用途や効果に大きな違いがあります。
間違った使い方をすると、期待する効果が得られなかったり、素材を傷めたりするリスクもあるため注意が必要です。
主成分や使用目的の違いを中心に、それぞれの特徴をわかりやすくご紹介します。
主成分と用途の違い
どちらも次亜塩素酸ナトリウムを含みますが、濃度と添加剤が異なります。
キッチンハイターは漂白と除菌に特化しており、界面活性剤は含まれていません。
項目 | カビキラー | キッチンハイター |
---|---|---|
主成分 | 次亜塩素酸ナトリウム+界面活性剤 | 次亜塩素酸ナトリウム(界面活性剤なし) |
成分の特徴 | 浸透力が強く、カビの根にしっかり作用 | 比較的マイルドで、食品まわりにも使える |
主な用途 | 黒カビの除去(浴室・ゴムパッキンなど) | 台所用品の除菌・漂白(ふきん・まな板など) |
効果の強さ | カビの根まで分解・除去できる強い漂白力 | 軽い汚れや除菌には十分、カビ除去には不向きな場合も |
使用時の注意点 | 換気必須・使用後の水洗いが重要 | 薄めて使う・長時間放置は避ける |
間違った使い方をするとどうなるか
カビキラーを調理器具など食品に触れる場所へ使用すると、成分が残留し健康への影響を及ぼすおそれがあるため避けてください。
逆に、キッチンハイターをカビ取り目的で使用しても、カビの根まで除去できず再発の原因になります。
- 台所や調理器具、食品が触れる場所には使用できません。
- 衣類や木材、金属類(ステンレス除く)には使わないでください。
カビキラーやキッチンハイターと混ぜると危険なのは?

カビキラーやキッチンハイターは酸性系洗剤を混ぜると、有害なガスが発生し健康被害を引き起こす危険があります!
普段何気なく使っている洗剤でも組み合わせによっては、大変危険な状況を招くので注意が必要です。
混ぜてしまったら起こるリスクや正しい使い方について詳しく解説します。
混ぜると発生する危険なガスとは
カビキラーやキッチンハイターを酸性の洗剤と混ぜると、塩素ガスが発生する恐れが!
塩素ガスは吸い込むと喉や肺を刺激し、最悪の場合が命に関わります。
- 使用前には必ず製品ラベルを確認し、他の洗剤と混ぜないように注意しましょう。
- 特にトイレ用洗剤やクエン酸など、酸性の製品と同時に使わないよう気をつけると良いですね!
もし混ぜてしまったらどう対処するか

うっかり塩素系漂白剤と酸性系洗剤を混ぜちゃったどうしよう!
カビキラーやキッチンハイターを酸性系洗剤と混ぜてしまった場合は、すぐに換気を行い速やかにその場を離れると安心です。
すぐにその場から離れても、体調に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 窓やドアを全開にし、換気扇を回すなどして強制換気を行う。
- その場から速やかに離れ、戻るのは最低でも30分以上経ってからが安全。
- 換気環境(窓の数・風の通りなど)によっては、1時間程度置くのが望ましい場合もあります。
- 異臭が残っている場合は、さらに時間を置く or 換気を続ける
カビキラーやキッチンハイターの代替品は?アイテム紹介

カビキラーやキッチンハイターの代替品として使えるアイテムは身近にいくつかあります。
専用の洗剤が手元になくても、適切な代用品を選べばカビ取りや除菌は可能です。
代替品を使う際には注意点もあるため、安全に使用するためのポイントも押さえておきましょう。
代わりに使えるアイテムと選び方についてご紹介します。
家庭で代用できる酸素系漂白剤などのアイテム紹介
カビキラーやキッチンハイターの代替品として、酸素系漂白剤やクエン酸・重曹・セスキを利用すると代用ができます。
クエン酸・重曹・セスキは、軽いカビ汚れに向いているので、早めに対処するのにオススメです!

クエン酸
クエン酸の性質は酸性で、カビへの効果は表面の軽いカビ汚れには効果があるも、黒カビには効果が弱く、除菌力は低いです。
クエン酸は、水アカや石けんカスの除去、軽いカビの発生予防などにおすすめ!

重曹
重曹の性質は弱アルカリ性で、カビへの効果は軽度の汚れや臭いの抑制には使えるが、根まで除去する効果は期待できません。
重曹は、皮脂汚れ・油汚れの除去・消臭の掃除に向いていて、環境にも優しいのがおすすめです!

セスキ炭酸ソーダ
セスキのカビへの効果は表面の汚れやカビの栄養源(皮脂など)を落とし、再発予防に良いが黒カビ自体を除去する力は弱いです。
セスキの性質は、アルカリ性(重曹よりやや強め)で、油汚れ、皮脂汚れに強く、食べこぼしの掃除に向いています!

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酵素の力で衣類や布製品のシミやニオイをしっかり分解してくれる漂白剤です。
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オキシクリーン
酸素系漂白剤の定番アイテムで洗濯はもちろん、浴室やキッチンの掃除にも幅広く活用できます。
洗濯物のつけ置き・洗濯槽などの多用途に使いたい場合におすすめです。

シャボン玉 酸素系漂白剤(シャボン玉石けん)
無添加にこだわった製品で、肌や環境への優しさを重視したい場合にぴったりです。
ふきんの漂白や家中の掃除に、シャボン玉石けんの酸素系漂白剤は環境に優しいため安心して使えますよ。

代替品を使う際の注意点
代替品でも使用方法や濃度に注意が必要で誤って使うと効果が得られなかったり、素材を傷めたり、思わぬトラブルにつながります。
カビキラーやキッチンハイターに限らず、代替品も必ずラベルに記載されている使用方法を守り使用しましょう。
安心して使うための選び方ガイド
選ぶ際には浴室用・台所用・衣類用とそれぞれ適した成分配合になっているので、用途に合わせた製品を使用します。
浴室用・台所用など用途外の使用は避け、安全に使うように心がけましょう。
カビキラーとキッチンハイターは代用可能?まとめ

- カビキラーとキッチンハイターは成分が似ていますが、用途や効果に違いがあり、正しく使い分けが大切。
- カビキラーには界面活性剤が含まれており、カビの根に浸透しやすい設計になっていますが、キッチンハイターには含まれていない。
- キッチンハイターでカビキラーの代用は一部可能ですが、効果は限定的で黒カビには不向き。
- カビキラーは浴室などのカビ取り専用、キッチンハイターは台所用品の除菌・漂白に適している。
- 酸性洗剤と混ぜると有害な塩素ガスが発生するため、絶対に混ぜないよう注意し、使用時は換気とラベル確認を徹底する。
- 酸素系・酵素系漂白剤といった代替品も活用できますが、使用前には必ず用途と使い方を確認。
- 手元に専用洗剤がないときの代用は一時的な対応にとどめ、できるだけ本来の用途に合った製品を使うことが重要。
カビキラーとキッチンハイターは、成分は似ていても用途や効果に違いがあります。
代用は応急的には可能ですが、できる限り用途に合った専用品を使用するのが好ましいです。
混ぜて発生する危険なガスにも十分注意し安全かつ効果的に対処をするため、正しい知識を身につけておくと良いですね。
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塩素不使用でツンとしたニオイがなく、家中の掃除にも安心して使えますよ。

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