
メロディオンとピアニカって違いがあるの?
メロディオンとピアニカの違いは主に商品名で、どちらも鍵盤ハーモニカです。
鍵盤ハーモニカは、内部で「リード」と呼ばれる小さな金属の板が振動して音を出す仕組みになっています。
そのため、息を吹きこむ基本的な演奏方法やお手入れの仕方などは一緒です。

メロディオンはスズキ、ピアニカはヤマハの鍵盤ハーモニカですよ。
- メロディオンとピアニカの違い。
- メロディオンとピアニカのスペックを比較。
- メロディオンとピアニカどっちがおすすめ?
多くの子供たちが幼稚園や小学校で演奏する鍵盤ハーモニカ。
メロディオンとピアニカの違いやそれぞれの特徴をしっかり理解して、子供に合った鍵盤ハーモニカを選びましょう♪
鍵盤ハーモニカを持ち歩く時は専用のカバンがあるととっても便利。
ランドセルには入らず、絵本バッグからも飛び出してしまい運びにくくて困ってしまいます。
肩紐付きなので荷物が多い時でも楽に登下校ができますね♪

メロディオンとピアニカの違いは何?メーカーと商標名!


メロディオンとピアニカって名前以外に何が違うの?
メロディオンとピアニカの大きな違いは2点、販売メーカーと部品の型です!
付属されている部品はほぼ同じですが、型が違うため互換性はないので注意が必要です。
- メーカー
- 部品の型(唄口・ホースなど)
どちらも鍵盤ハーモニカですので、構造や演奏方法などはほとんど違いはないです。

違いってそれだけ?
じゃあどうやって選べば良いの?

メロディオンとピアニカを比較しながら特徴を見ていきましょう♪
メロディオンとピアニカを比較して特徴をチェック!


メロディオンとピアニカを比較して詳しく知りたいな!
一番大きな違いは販売しているメーカーと名前ですが、そのほかにもそれぞれ特徴があります。
分かりやすいようにメロディオンとピアニカを比較してそれぞれの特徴を確認しましょう。
- 基本スペック
- 唄口
- ケース
- 音色
- 国内シェア
基本スペック
基本スペックはほぼ同じで、公式の保証期間だけ違いがあります。
まずはメロディオンとピアニカの基本スペックを確認しましょう。
メロディオン | ピアニカ | |
カラー展開 | ハードケース2色(ピンク・グリーン) セミハードケース2色(ブルー・ピンク) | 3色(ブルー・ピンク・オレンジ) |
サイズ展開(鍵盤数) ※学校でよく使う鍵盤ハーモニカアルトで比較 | 27・32・37(学校では32が主流) | 25・32・37(学校では32が主流) |
重さ | 565g | 600g |
値段 | 税込み7150円(公式より) | 税込み7260円(公式より) |
保証期間 | 正規店で購入すると6年保証 | 基本は1年保証(販売店が独自につける場合あり) |
付属品 | 唄口・ホース・ケース・お手入れクロス(セミハードケース商品のみ) | 唄口・ホース・ケース |

比較してみると、基本スペックでの大きな違いは保証期間だけで、他は大差ないと感じますね。
保証期間は販売店により違う場合があるので、独自に設けているサイトで購入するのがとってもお得です♪

6~7年の保証があると、小学校卒業まで安心して使用できますね。
唄口
唄口にもそれぞれ特徴があり、メロディオンはストッパーが付いていて、ピアニカはカーブしています。
特に立って演奏するときに違いを感じますので、どちらがいいかは好みが分かれそうです。

メロディオンは加えるときに奥に行き過ぎないように工夫がされています。
くちびるがストッパーで止まるため、くわえ過ぎを防いでくれると同時に、口が自然と「ウ」の形になるためタンギングがしやすいです。
画像引用:公式ホームページ
立って演奏するときは、ホースではなく唄口を使用する場合が圧倒的に多いです。
演奏している際にどんどん奥をくわえていってしまい、口が疲れたり唾液が出やすくなってしまったりと不便さもあります。

だ円に近い形でくわえやすく、タンギングもしやすいためリコーダーの練習にもなります。
唄口がカーブしているので鍵盤が見やすい設計で、立って吹く時でも持ち上げ過ぎずに演奏できます。
唄口は互換性がなく専用品ですので、購入する前に必ずチェックしておきましょう!
ケース
鍵盤ハーモニカのケースには、ハード・セミハード・ソフトの3種類があります。
小学校で使う用の鍵盤ハーモニカではハードとセミハードのみですが、どちらも楽譜をたてられる構造になっていてとても便利です。

セミハードケースはハードケースと比べて約60%軽量設計になっており、持ち運びが楽です。
机に置いた時にカタカタと音がしないので、授業に集中できる点も大きな魅力です。

ハードケースは丈夫なので外部からの衝撃を防いでくれ、また収納もしやすいです。
一方でハードカバーは重く取っ手も短いので、登下校の際は持ち歩きにくいのが難点です。

ハードケースを持ち歩くときは、専用の鍵盤ハーモニカバッグがあるととても便利!

音色
メロディオンはやわらかく優しい雰囲気の音、ピアニカははっきりとしていて明るい印象があります。
それぞれの音色にも特徴があるので、好みが分かれる部分でもありますね。
国内シェア

メロディオンとピアニカ、使っている人はどっちが多いの?
全国的に見てみると、ピアニカのシェアが圧倒的多数だとわかります。
『ケンハモ』と呼ぶ地域もあるようですが、それを含めてもピアニカが7割をしめています。

Xの投稿からも、ピアニカの普及率が高いことが分かりますね。
メロディオンとピアニカおすすめどっち?向き不向きは?


メロディオンとピアニカ、結局どっちがおすすめなの?
向き不向きは、どのスペックを重視するかで変わります!
それぞれ特徴がありますので、どちらが子供にとっていいのかを考えながら選びましょう。
- 柔らかい音色が好き。
- 唄口で吹くときくわえすぎない構造が良い。
- セミハードケースカバーを選びたい。
- はっきりとした音が好き。
- 唄口はカーブしている方が良い。
- なるべくみんなと同じ鍵盤ハーモニカを選びたい。
学校や幼稚園から鍵盤数やメーカーなどの指定がある場合もありますので必ず確認してくださいね!


おまけ:鍵盤ハーモニカの構造とお手入れ方法
メロディオンもピアニカもお手入れ方法はほぼ一緒。
小学校卒業まで長く使う鍵盤ハーモニカ、大事にしたいですよね♪
- 鍵盤ハーモニカ本体とケース
- 唄口とホース
- 絶対にしてはいけないお手入れ
鍵盤ハーモニカ本体とケース
演奏をしていると、鍵盤ハーモニカの内部にもだんだん水分がたまっていきます。
鍵盤ハーモニカには水抜きボタンがついているので、押しながら息を強く吹き込んで楽器内の掃除をします。
本体やケースの外側が汚れた場合は、ぬるま湯をきつくしぼった布か除菌ウェットティッシュ(アルコール成分を含まないもの)でふきましょう。

ふいた後は陰干ししてしっかりと乾かしてくださいね。
唄口とホース
唄口とホースはどちらも食器用の洗剤で洗えます。
洗剤が残らないようにしっかりと水ですすぎ風通しの良い場所で陰干しをして、中までしっかりと乾かしましょうね。

洗剤を使わずに水洗いだけでも十分衛生的ですよ。
絶対にしてはいけないお手入れ
故障や変形の恐れがあるので、楽器を守るためにも絶対してはいけません!
より良い状態で鍵盤ハーモニカを長く使い続けていくためにも、注意点を意識しながらお手入れをしましょうね♪
メロディオンとピアニカ違いは?まとめ

- 一番の違いは販売メーカーで、メロディオンはスズキ、ピアニカはヤマハの商標名。
- メロディオンもピアニカも楽器の分類は鍵盤ハーモニカ。
- 部品はそれぞれ専用で互換性がないので注意が必要。
- 重さ・値段・サイズ展開・付属部品はほぼ同じで、唄口・ケース・音色には違いがある。
- 国内シェアはピアニカのほうが多く、メロディオンは少数派。
販売しているメーカーは異なりますが、鍵盤ハーモニカという点では違いはありません。
小学校や幼稚園で指定がある場合もありますので、早めに用意せずに確認してから購入しましょう。
音色やケース、唄口などそれぞれの特徴をしっかりと理解して、子供に合った鍵盤ハーモニカを選んでくださいね♪
専用の鍵盤ハーモニカバッグがあれば、登下校の際もとても楽ちん。
特にハードカバーは重たく取っ手も短いので運びにくくて危なっかしいですよね。
肩紐がついているおかげで手もふさがらず、安心して持ち運べますよ。

コメント