
梅シロップがシュワシュワと発酵してるみたいだけど、飲めるの?
腐ってるわけではないんだよね…?
梅シロップが発酵しても、きちんと処理をすれば飲めますよ♪
せっかく作った梅シロップを余すことなく楽しみたいですよね。
対処法を知っていれば、発酵した梅シロップでもおいしく飲めます。
自分で作っていると、愛着もわいて大切に使い切りたいですよね。
発酵しにくい環境が作れれば、保存期間が延びるので、長い間楽しめます。
梅シロップが発酵する原因や対処法を知って、長くおいしく飲めるようにしましょう♪
梅シロップを作るときはガラスのビンがおすすめ。
ガラスのビンは遮熱性が高く、中身が痛みにくいため、梅シロップを作るのに最適です。
セラーメイトのガラスビンは密閉できるので、余計な空気も入らず安心です。

梅シロップが発酵しても飲める?特徴と飲むときの注意点


梅シロップって発酵してしまっても飲める?
梅シロップが発酵してしまっても、対処すれば飲めますよ♪
なぜなら発酵は腐ったわけではなく、酵素が出ているだけだからです。
発酵した梅シロップの特徴には以下がありますよ。
- 梅シロップからシュワシュワと泡が出ている
- 容器をあけると「ポンッ」と音がする
- 梅シロップからアルコールのような香りがする
- 梅シロップの梅の実がパンパンになっている
これらの特徴は梅シロップが発酵しているサインです。
発酵の程度が軽いのであればそのまま飲めるのですが、アルコールの香りや風味が苦手な人は処理をしてから飲みましょう。
また、少しでも発酵した梅シロップにはアルコール成分があります。
発酵した梅シロップを飲んだり味見をしたりするときは、子供や妊婦、授乳婦の方は飲まないようにしましょう。
発酵した梅シロップは「アルコール成分により苦味が出るので甘さがマイルドになった感じがする」という声も。
梅シロップの発酵が進んでしまっても処理すれば飲めるので、方法を知っておきましょう。
梅シロップが発酵した時の対処法は?おいしく飲むコツ

発酵した梅シロップを美味しく飲むための対処法を紹介します。
発酵した梅シロップをそのままにしておくと、アルコールになってしまい、さらに腐敗してしまう可能性も。
きちんとした対処法をとり、最後までおいしく飲みましょう。
発酵の程度により、過程も変わるので注意してください。
梅シロップが「いつ発酵したか」に合わせて処理しましょう。
梅シロップが発酵して間もない場合
梅シロップが発酵してすぐなら、冷蔵庫へ入れて発酵を止めましょう。
冷蔵庫へ入れれば、シロップが冷えて発酵が緩やかになります。
冷蔵庫へ入れる以外に、酢を入れるのもおすすめ。
酢には発酵を抑える働きがあるので、大さじ1程度を入れて様子を見る方法もあります。
梅シロップが発酵して時間が経過している場合
発酵した梅シロップを、沸騰させないように煮詰めましょう。
梅の実などの酵母菌は50度から55度で死滅します。
アルコールを飛ばしながら煮沸消毒をして処理しましょう。
- 1梅とシロップを分ける
煮沸消毒をするのはシロップだけなので梅の実を取り除きます。
- 2梅の実についた白い膜を取り除く
白い膜は放っておくとカビてしまうので取り除きます。
焼酎を染み込ませたフキンなどで拭き取るのもおすすめ。
- 3シロップを鍋に入れて沸騰させないように煮沸する
温度を70度くらいに保ち、消毒をしながらアルコールを飛ばします
- 4梅シロップの容器を煮沸殺菌する
梅シロップを保存していた容器、または新しく移し替えるものを煮沸殺菌し、よく乾かします。
- 5シロップを冷まし、こす
シロップが冷めてきたらコーヒーフィルターなどでこします。
シロップをこしたら、しっかり冷ましてください。
- 6シロップを容器に移す
冷ましたシロップを、しっかり乾かした容器に移します。
梅シロップが発酵したのが作り始めて10日以内であれば、梅の実も一緒に戻し、シワシワになるまで漬けましょう。
- 7梅シロップを冷蔵庫などの涼しい場所に保管する
発酵を防ぐには涼しい場所に置いておくのがベスト。
しっかり冷やせる冷蔵庫がおすすめです。
しっかりと処理して、おいしく梅シロップを飲みましょう♪
発酵して時間が経っているときの対処法は煮沸ですが、加熱するとせっかくの酵素がなくなってしまいます。
酵素を失わないためにも、梅シロップを発酵させないようにするのが1番おすすめです。
梅シロップが発酵する原因6つと防ぐ方法を紹介!


どうして梅シロップが発酵してしまったんだろう…。
梅シロップが発酵する原因は「酵母の力」や「容器に水分が残っている」などいくつかあります。
梅シロップの発酵を防ぐためには、原因を知っておかなければなりません。
「発酵が進んで処理をしないと飲めない」とならないために、しっかり原因を知り、今後に活かしてください。
発酵の原因 | 詳細 |
---|---|
1.梅の実が持つ酵母菌 | 梅に含まれる酵母菌が糖分を分解し、アルコール、有機酸、炭酸ガスなどを発生させ発酵します。 |
2.砂糖が溶けるのに時間がかかった | 砂糖が溶けるのに時間がかかると発酵しやすくなります。 |
3.梅シロップを入れる容器に水分が残っていた | 酵母菌などの微生物は水分があるところで活性化します。 梅シロップの容器をしっかり乾燥させず使用してしまうと発酵しやすくなります。 |
4.梅シロップを入れる容器の殺菌をせずに使用した | 梅シロップを入れる容器をしっかり殺菌せずに使うと容器内にあらゆる微生物が存在してしまい、発酵の原因になります。 発酵だけでなく、腐敗の原因にも。 |
5.梅シロップを温かい場所に保管した | 梅の実の酵母菌などは25度から35度の温かい場所で活性化し、発酵してしまいます。 |
6.梅のエキスがすべて出ても梅の実を漬けたままにした | 梅の実を取り出すべきときに取り出さず、そのままにしておくと発酵の原因になります。 |
6つの項目の中に心当たりのあることはありましたか?
実は梅シロップが発酵するのは珍しくなく、発生しやすいのです。
原因を知り、梅シロップの発酵を防ぎましょう。
梅シロップの発酵を防ぐポイント7つ
梅シロップが発酵しないようにするには、調理器具を清潔にして余分な水分をなくし、砂糖を早く溶かすのがポイント。
梅シロップに含まれる酵素もきちんと飲めるように、発酵させないポイントを7つ紹介します。
- 梅シロップを入れる容器など、使う調理器具をしっかり煮沸殺菌し、乾かして使う
- 処理して洗った梅の実を、しっかり乾かす
- 梅シロップに入れる砂糖を4日ほどに分けて少しずつ入れ、早く溶けるようにする
- 1日数回、こまめに梅シロップの容器をゆらしたり、混ぜたりして砂糖を早く溶かす
- 常に梅がシロップに浸かっている状態にする(梅の実がカビるのも防げます)
- 梅シロップを作り始めて14日ほど経ち、梅の実がシワシワになったら取り出す
- 梅シロップは常に涼し場所に保管しておく(20度以下)
エキスが全て出た梅の実はすぐに取り除き、常に涼しい場所に置いておきましょう。
ポイントをしっかりと押さえれば、おいしい梅シロップが長く楽しめます♪
容器の消毒に、口に入れても大丈夫な消毒液をスプレーするのもおすすめです。
『パストリーゼ』は噴霧後のふき取りや水洗いが必要ないので、除菌してすぐに作業できますよ!

梅シロップ発酵の見分け方は?腐敗との違いを知ろう!


梅の実についている白いものはカビ?
発酵しているのか腐っているのかわからない…。
見分け方が分かれば梅シロップが発酵しているかどうか分かるので、不安も解消されますよね。
見分け方が分からないと、梅シロップが発酵しているのか腐っているのか判断できません。
梅シロップの発酵の見分け方を、腐敗の特徴と比較して紹介します。
発酵と間違えて腐敗した梅シロップを飲まないようにしましょう。
チェックすること | 発酵 | 腐敗 |
---|---|---|
梅の実の表面 | 白い膜がついている | 白以外の黒や緑のカビがある |
梅の実の状態 | パンパンになっている | ドロドロになっている |
香り | アルコールのような香りがある | カビ臭さや鼻にツーンとする腐敗臭がある |
シロップの状態 | シュワシュワと泡が出ている | 白く濁っている |
少しでも異常を感じたら入念にチェックしましょう。
酵母とカビの区別がつかないときは、白い膜などを水に入れてみて溶ければ酵素、溶けずに浮かんでくればカビです。
見分け方を覚えて、腐敗した梅シロップを飲んで体調を崩してしまわないように気をつけましょう。
梅シロップが発酵しても飲める?まとめ

- 梅シロップは発酵しても美味しく飲める。
- 梅シロップの発酵は梅の酵母菌による糖分の分解がおもな原因。
- 梅シロップは余分な水分や微生物などで発酵する。
- 梅シロップを発酵させないように調理器具の煮沸消毒と、容器の乾燥をしっかりする。
- 発酵と腐敗を間違えないようにする。
梅シロップは発酵させても美味しく飲める方法がありましたね。
しかし、梅シロップを作るときは使う調理器具のケアも大切です。
作る前の準備から気を遣い、発酵や腐敗をしない工夫をして梅シロップをおいしく飲めるようにしましょう。
梅シロップを作るときはガラスのビンがおすすめ。
取っ手がついていれば持ち運びも便利で、保管場所の移動にも困りません。
セラーメイトのガラスビンは梅シロップを作るのに最適ですよ♪

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